セクシュアルハラスメント(セクハラ)が職場であったら派遣元は対応してくれるの?

2020.09.10

セクハラはダメ!絶対!

こんにちは、オーエスアドバンスの総務担当です。

新しいお仕事を始める時は職場環境や同僚と馴染めるかなど色々な不安がありますよね。

そんな不安の中でも女性はセクハラを心配されている方も少なくないのではないでしょうか。

万が一、派遣先でセクハラがあった場合は男女雇用機会均等法により、派遣元が適切な対応をするよう義務付けられています。

そのため、派遣先でセクハラが発生した場合は派遣元にまずは相談してみましょう。

セクハラ(セクシュアルハラスメント)とは

ひとえにセクハラと言っても、どのような事案がセクハラとなるのでしょうか。

派遣元責任者が確認している資料によるとこのように記載されています。

「職場におけるセクシュアルハラスメントとは、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により、当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、または当該性的な言動により当該労働者の就職環境が害されることをいいます。」

う~ん、なんかよくわからないですね。。。

得てして公式な資料ですと少し硬く、なおかつ問題に対して包括的に説明する必要があるので若干抽象的になってしまうんですよね。

セクハラとされる具体例

このままでは分かりづらいので具体例を見ていってみましょう。

不必要なボディタッチ

このコロナ禍の中、不要なタッチをする人もいないとは思いますが、男性が必要以上に女性を触るのはNGです。

身体的な部分についての言及

いわゆる3サイズに対することや、顔に対することを職場で話すことはNGです。

立場を利用してプライベートなことに誘う

上司からのお願いというのは断りづらいものですが、そのお願いが2人で飲みに行くなどといったプライベートの誘いはNGです。

周りから見えるところに卑猥なものをおく

オフィスなのであまりないと思いますが、業務に必要がなく女性が不快になるようなものを置くのはNGです。

セクハラは受け取り方による?

よく加害者のセクハラが発覚し、セクハラをしていた理由を問いただした時にでてくる言い訳として「嫌だと思われているとは思わなかった」というものがあります。

しかし上司からのお願いがいかに不快なものであっても、今後のことを考えると波風が立たないようにやんわりと対応することを考えるのが普通でしょう。

そのような想像力がなく、職場で性的な話題やプライベートな誘いをすることが問題です。

言葉の受け取り方は確かに人それぞれであるものの、職場は業務を円滑に行うことを念頭において行動するのは当然のことであり、冒頭のような理由は言い訳にはなりません。

万が一、派遣先でセクハラを受けてるかも。。。と思ったら遠慮せずに派遣元に相談しましょう。

セクハラ対策の指針

厚生労働大臣よりセクハラ対策の具体的指針が定められており、それは以下になります。

事業主の方針の明確化及びその周知・啓発

・セクハラの内容、あってはならない旨の方針の明確化と周知・啓発
・行為者への厳正な対処方針、内容の規定化と周知・啓発

相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備

・相談窓口の設置
・相談に対する適切な対応

職場におけるセクシュアルハラスメントに関わる事後の迅速かつ適切な対応

・事実関係の迅速かつ正確な確認
・当事者に対する適正な措置の実施
・再発防止措置の実施
・当事者等のプライバシー保護のための措置の実施と周知
・相談、協力等を理由に不利益な取り扱いを行ってはならない旨の定めと周知・啓発

派遣元はこれらの指針にそって動くことを義務付けられています。
当然オーエスアドバンスでも万が一、セクハラが発生した場合はこれらの指針に従い業務を円滑に遂行できるよう迅速に対応していきます。

セクハラで困ったら派遣元にすぐ相談しましょう!

セクハラを受けていても、今後のことを考えて我慢してしまうようなこともあるかもしれません。
ただ、そのような環境ではどのみち長くは続かず、自分だけが損するようなことになる可能性があります。

そういった事を防ぐため、周りの人にしっかりと事実関係を元に相談をし、一人ではなく相談者とともに問題を解決していくのがいいでしょう。